2025年6月24日

一般社団法人日本老年薬学会

　

　

一般社団法人日本老年薬学会は、皮膚外用剤の調剤課題に関するワーキンググループにおいて、高齢者における皮膚外用剤の調剤に対しての声明をまとめました。
 
2024年10月に長期収載品に対して選定療養制度が導入された。本制度下で薬剤を変更して調剤する理由を患者さんが十分に理解・納得していない場合には疑問や不安が大きく、特に高齢者では説明内容を理解・認識しにくいことが課題である。また、薬剤師は皮膚外用剤の混合時などで患者の薬剤費負担額に影響する「医療上の必要性」を判断し、最適かつ公平な治療の提供に貢献する必要がある。さらに、2025年3月に皮膚外用剤に関連する薬事制度が改正され、その改正内容には調剤時に留意すべき内容が含まれる。最近の医療制度および薬事制度の変化を考慮し、高齢者における皮膚外用剤の調剤に対して薬剤師の貢献すべき役割を明確化した。

　

作成者一覧
一般社団法人日本老年薬学会 皮膚外用剤の調剤課題に関するワーキンググループ

	氏名	所属施設
代表	大井　一弥	鈴鹿医療科学大学　薬学部　臨床薬理学研究室
	飯島　勝矢	東京大学 高齢社会総合研究機構・未来ビジョン研究センター
	神村　英利	福岡大学　薬学部　病院薬学研究室
	岸本　桂子	昭和医科大学　薬学部社会健康薬学講座 社会薬学部門
	柴田　ゆうか	日本大学　薬学部薬剤師教育センター
	山浦　克典	慶應義塾大学　薬学部医療薬学・社会連携センター　社会薬学部門
	山田　成樹	藤田医科大学　医学部薬物治療情報学講座

　

資料ダウンロード
■高齢者における皮膚外用剤の調剤に対する日本老年薬学会からの声明(PDF）「第1版」

　

【お問い合わせ】
一般社団法人　日本老年薬学会事務局
〒135-0033 東京都江東区深川2-4-11一ツ橋印刷株式会社 学会事務センター内
E-mail : info@jsgp.or.jp